那智の滝水源域の荒廃
2006-04-12


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3) 那智の大瀧の観光資源としての価値は激減し、観光客も那智大社や青岸渡寺を目的とした参拝客に限られるようになる。

4) 数百年後、那智水源域の砂岩層はなくなり熊野酸性火成岩の地層が剥き出しとなる。その樹木も皆無の奇岩地形が名所となり観光客が戻ってくる。

 なおこの崩壊のシナリオは、荒廃する人工林が大部分を占め安易な林道建設が土砂災害のきっかけとなっている、南紀熊野全体の未来像を暗示している。那智水源域が非常に脆い砂岩層であることが悲観的予測を増大しているだけで、その他の条件は南紀熊野の人工林の殆どが抱える問題である。
 那智水源域が南紀熊野の森林の崩壊の象徴となるのか。それとも私たちの力で那智水源域を守り復活させ、南紀熊野の本来の森の復活の象徴とできるのか。

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